シドニーで賛否両論

by garamon

2011年、オーストラリアのシドニー中心部の集合住宅の所有者団体が、住民に自宅内でも喫煙を禁じる契約条項を採用し、賛否両論がわき上がった事があります。

現地紙シドニー・モーニング・ヘラルドの報道にによると、シドニー中心部の住宅街アッシュフィールド(Ashfield)の集合住宅所有者たちは、賃貸契約書に全面禁煙を盛り込むことで合意しました。

この動きのきっかけとなったのは、1960年代に建てられた集合住宅に暮らす一部の住民から、アパート内の通気口をつたってたばこの煙が流れてきたり、バルコニーで喫煙する隣人の煙が入ってくるといった苦情でした。また庭や通路のあちらこちらにたばこの吸い殻が絶えないといった苦情も常にあったといいます。

不動産業者や集合住宅管理者によると、住宅が密集する都市では「禁煙住宅」の人気が高まっていますが、市民的自由の擁護を唱える人々からは、こうした動きは危険だと警戒する声もあがっています。

人権団体「市民的自由のためのニューサウスウェールズ評議会」のキャメロン・マーフィー会長は、「個人が自宅の中で合法な製品を使用することを禁じることができるのだとすれば、次はコーヒーを飲むことだって禁止できてしまう」と懸念を表明しています。