警視庁がウィルス無力化作戦

by garamon

 警視庁が4月から、世界中で猛威をふるう不正送金ウイルス「ボートラック」の一斉駆除に乗り出しました。

 ボートラックは、一定時間でパスワードが切り替わる「ワンタイムパスワード」などの対策が通用しない新種のウィルスで、感染するとネットバンキングの取引中にパスワードなどの情報を盗み取り、第三者の口座に不正送金します。2013年に確認され、ボートラックが原因の可能性が高いと見られる不正送金被害は昨年1年間で146件に上るたと言うことです。

 このため、ボートラックによる不正送金を防ごうと、ウイルス感染した端末に不正な指示を送っているサーバーを遠隔管理し、感染した国内外の約8万2000台にウイルスを無力化するデータを取得させると言うもの。10日からは、プロバイダーを通じて感染端末の所有者にウイルス駆除を呼びかける対策も始めました。

 警視庁によると、端末所有者にウイルス駆除を促すだけでなく、ウイルスを無力化するデータを仕組んで被害を直接防ぐ取り組みは世界で初めてという事です。