龍馬の長刀免状、本物と判明

by garamon

京都国立博物館(京都市東山区)の7日発表によると、坂本龍馬に伝授されたと伝わる北辰一刀流の長刀(なぎなた)の免状「長刀兵法目録」が実物と判明したそうです。

 北辰一刀流は、千葉家の家伝であった北辰流と中西派一刀流を統合して千葉周作が創始。幕末に江戸で3000人以上の門下生を抱えた剣術の一大流派で、山南敬助(新選組総長)、藤堂平助(新選組組頭)、伊東甲子太郎(新選組参謀)も門下生でした。龍馬は周作の弟・定吉の道場で修行し、剣術と長刀術の免状を得たとされています。

 龍馬の剣豪ぶりは司馬遼太郎の小説でも描かれていますが、長刀の免状は一時行方不明となり、高知県香南市のテーマパーク「アクトランド」の館長が知人を通じて入手、調査を依頼していました。

 免状は全長約2・7メートルの巻物仕立て。日付は「安政五年」(1858年)で、北辰一刀流を象徴する北斗七星や長刀術21種類の型名、ゆかりの指導者名などが記され、最後に「坂本龍馬殿」と結ばれています。京都国立博物館は、他の門弟に伝授した免状と書式が一致することなどから、実物と判断したということです。