タンパク質を制限する理由

by garamon

食べ物として摂取されたタンパク質は、胃で胃液によって消化されペプトンという物質に分解されます。さらに小腸では、さまざまな酵素が働き、ポリペプチドからオリゴペプチドという形になり、最終的にはアミノ酸となって血液中に吸収されて肝臓へ運ばれます。
肝臓で必要な形のたんぱく質に再合成されますが、その際、アミノ酸の窒素成分の一部がアンモニアとなり、大部分は尿素サイクルによって毒性の少ない尿素に変換されて腎臓を経て尿と一緒に排泄されます。

ところが腎臓が弱いと、この排泄作用が不十分になり、尿素が体内に蓄積されていきます。これが毒性を示すまでになると尿毒症になり、最終的には生命を脅かしかねません。そのため、腎臓が弱い人は尿素の源になるタンパク質の量を制限し、尿素の量を少なくしなければならないのです。
また、最近ではタンパクを過剰に取ると、腎臓の糸球体という血液ろ過装置に障害が生じる事も分かってきました。糸球体には血液を送る動脈と、そこから血液が出ていく動脈がありますが、たんぱくを過剰に取ると糸球体から出る動脈が収縮して糸球体そのものが高血圧になり、濾過機能に障害が出ると言われています。
そのため腎不全などになった場合は、食事のタンパク質に常に気をつけなければならなくなります。


関連遺伝子を発見

by garamon

オーストラリア眼科研究センター(Centre for Eye Research Australia)の研究チームが2日に発表した所によると、遠視に関連する遺伝子を発見したそうです。
遠視治療において選択できる方法は現在、眼鏡かコンタクトレンズ使用か、レーザー治療しかありません。しかしこの研究によって、近い将来、遠視治療で眼鏡に替わる薬物療法の道が開かれるかもしれません。

研究を主導したポール・ベアード(Paul Baird)博士によると、メルボルン(University of Melbourne)大学付属同センターのチームは、遠視に関連する遺伝的変異を突き止めるため、オーストラリアの成人551人のDNAを分析しました。その結果肝細胞増殖因子(HGF)研究から視力に関する生物学的メカニズムに対する重要な考察を得たと言う事です。

遠くにあるものははっきり見えるのに、本を読むといった手元の作業が困難という遠視の原因は知られていませんが、世界中で遠視は増加傾向にあるといいます。ベアード博士は、遠視の原因には遺伝的要素と環境的要素が組み合わさっており、HGFは眼の成長過程で遠視を引き起こす可能性を示す遺伝子として特定された初めての遺伝子だと述べています。


鬱を併発する場合

by garamon

パニック障害は進行すると鬱病を併発するケースがあります。こうして発症する鬱病は「二次的鬱」と呼ばれ、これはパニック障害と同時に出てくる症状ではありますが、医学的にはパニック障害とは別な病気として分けて考えられます。
二次的鬱病の厄介な所は、少しずつ進行していくためにパニック障害の患者自身は勿論の事、一緒にいる家族や時には医師ですら気付かない内に進行している場合がある、と言う点です。患者自身や周囲が、様子がおかしいと感じた時には既に発病しているので注意しなければなりません。なにしろ、二次的うつ病は気持ちが沈みがちになると言う以外には主だった症状がなく、それどころか逆にパニック発作の回数が減ると言う特徴をもつため、患者自身も周囲もパニック障害が良くなってきているのだと感じてしまうのです。その結果、発見が遅れてしまう、と言う訳です。

パニック障害の症状が鬱病にまで進行してしまうと、これまで以上に日常生活へ支障をきたし、結果として人生の貴重な時間を無駄に過ごす事になってしまいます。そうならないためにも、可能な限り早急に治療を受ける事が必要です。また、発見が遅れ、既に二次的鬱病を併発してしまった場合でも、正しい治療を受ければ必ず回復しますので、安心して医師に相談しましょう。


野村総研社員の労災認定

by garamon

野村総合研究所でシステム開発を担当していた東京都の男性(36)について、亀戸労働基準監督署(東京・江東)が、精神疾患になったのは長時間労働が原因として、労災認定していたことが25日、分かった。

代理人弁護士が明らかにしたところによると、男性は1998年4月に入社。金融機関向けのシステム開発を担当していたが、長時間労働が続き、2004年2月、強迫性障害などの精神疾患を発症。休職と復職を繰り返したといいます。同労基署は発症直前の1カ月間の時間外労働を123時間と判断。精神疾患との因果関係を認め、今月19日付で労災認定していました。

同社は昨年9月、休職期間が満了したとして、同10月での退職を通告。男性側は「労災療養中であり、無効」として撤回を求めていたものです。
野村総研は「正式に連絡を受けていないのでコメントできない」としています。

日本の企業は基本ブラックですが、野村と言えども例外ではありません。ま、休職という制度があるだけマシでしょうか。中小ならそれすらあちません。法律とか制度的にはあるのでしょうが、運用の問題で。
しかし、”強迫性障害など”と言う事は、強迫性障害だけではなくて、他にも発症しているのでしょうか。そうなると、単に長時間労働と言うだけではなく、他にも様々なプレッシャーがあったのではないでしょうか?。