日本カビ、パンデミックで死者も

by garamon

 帝京大大学院医学研究科の槇村浩一教授が平成21年に発見した真菌、つまりカビの「カンジダ・アウリス」が、欧米やアジアで真菌感染症として初めてのパンデミックを引き起こしているそうです。

 カンジダ・アウリスは通称日本カビと呼ばれ、発見当時は病原性が低く、抗菌薬に対する耐性も示しませんでした。ところが、その後世界各地で同じカビが発見され、平成23年(2011年)に韓国で感染者が敗血症で死亡した例が報告されました。

 パンデミックと言うのは、世界的な流行のこと。アメリカでは今年に入って122例、イギリスでも200以上の感染例が報告されており、日本から感染が広がったのではなく、元々現地に存在していたとみられます。

 一番厄介なのは耐性化です。アメリカでは既に、最優先で選択される治療薬に対して9割が耐性を獲得。複数の抗菌薬に耐性を持つ株がほぼ5割、全ての抗菌薬への耐性を獲得した株も4%程度見つかっていると言う事です。

 現在日本のカビに耐性化は確認されていないそうですが、今後海外から持ち込まれる可能性は十分にあります。