南海トラフ監視強化へ

by garamon

将来発生が予測される南海トラフの巨大地震に備え、海洋研究開発機構などが紀伊半島沖の海底下の地殻を約980メートル掘り下げて設置した計測機器によって、岩盤の僅かなひずみや微動を直接観測する取り組みを2月にも始めることになりました。

紀伊半島南東沖の熊野灘周辺では既に地震計などが海底20か所に設置され、海洋機構や気象庁などが監視していますが、新たに計測器を海底下の地殻深くまで入れ、より精度の高い観測を目指すことにしたものです。

南海トラフは、四国の南の海底にある水深4000メートル級の深い溝(トラフ)のことで、非常に活発で大規模な地震発生帯とされています。
二つのプレートが衝突して海洋プレートが沈み込んでいるため、非常に活発で大規模な活断層であり、南海トラフの各所では、東海地震、東南海地震、南海地震などのマグニチュード(M)8クラスの巨大地震が約100年から200年ごとに発生しています。最近では、1944年に紀伊半島南東沖を震源とするM7.9の東南海地震、1946年にも紀伊半島南方沖でM8.0の南海地震などいずれも大きな被害となった地震を引き起こしています。